こんにちは♪今日はもめからの投稿です。
もめは、中小企業の役員秘書として働いています。
秘書という仕事は、どのような仕事だと思いますか?
少し謎めいたイメージですか?
今回は、気になる秘書のお仕事について、実際に秘書をしている視点から、一体どんな職業なのか、分かりやすくお伝えしてみたいと思います。
- 中小企業での役員秘書歴10年
- 入社5年目で「秘書検定1級」を取得
- 誰にでも平等に接することと、まじめで繊細なサポートが得意!
秘書ってどんな仕事?何をするの?
秘書の種類は、大きく分けて2つあります。議員や大学教授、医者、弁護士など特殊な職業の人に付く秘書と、一般企業の秘書です。
特殊な職業の人に付く秘書は、その仕事内容から、一般企業の秘書とはそれぞれ職務内容が異なります。
ここでは、実際に私が務めているような、一般企業の秘書について紹介していきますね。
秘書は、一般的には専属をする上司がいて、その上司の仕事のサポートをする職業です。
上司は、会社の中でもとくに忙しい、社長が多いです。会社によっては、その他取締役(専務、常務)に付くこともあります。
秘書課があったり、チームで動く会社もあります。(私はソロですが…)
具体的な業務内容は、以下の6つのカテゴリーです。
- スケジュール管理
- 来客や電話の応対
- 日常的な雑務の処理(資料の管理や、オフィスの清掃、整理整頓なども)
- 会議の開催
- 上司に関わる社内外の連絡
- 上司特有の指示(資料作成や、確定申告の補助など、プライベートなものも)
そもそもなぜ秘書を雇うのでしょうか?
秘書を雇う目的は、簡単にいうと上司となる人のフォローです。
社長などの経営者は、とっても忙しいです…!
その忙しさの中で、会社をどうしていくかという、重要な経営判断をしなくてはなりません。
そのために売上などの細かい数字も、読まなくてはいけません。
そんな中、さまつな雑事を適切に片付けて、その都度自分にとっていい感じにしてくれる人がいたら、重要なことに、時間を使えますね。
秘書とは、経営を担う人が本来の業務に集中できる環境をつくるという、サポートしがいのあるお仕事なのです。
けっして、ドラマでたまに観るような、華やかな愛人みたいな仕事ではありません。笑
秘書とは、多忙な上司をサポートする、専属のアシスタントなのです。
勤務時間や資格は?
勤務時間は、もちろん会社にもよりますが、基本的に仕事自体は定時内で終わります。
上司からの連絡だけは、勤務時間外にもありうる、というのが、一般的なところではないでしょうか。
私の務めている会社は、良心的なので、勤務時間外は、たまに業務連絡が入るくらいで、それほどプライベートを侵食される感じはありません。(業務時間内は、容赦ないですけどね)
資格は、なくても大丈夫ですが、知識としても、あるに越したことはないと思います。
私の場合は、大学在学中に秘書検定2級を取っておいたので、それが就職の後押しになりました。
とくに、秘書検定は、社会人の一般的なマナーが幅広く身につくので、自分の仕事に自信をつけるためにも、おすすめですよ。
私は、働いてから1級まで取得しておきました。
(資格についてはまた別の機会に書きたいと思います!)
お給料はいくらくらい?
いくらくらいお給料を貰えるのか、これも正直に言って、千差万別で、本当に一概に言えません。
職業探しのサイトなどを見ると、現在のトレンドが分かりますが、ざっと確認したところ正社員も派遣もあるし、給与も時給1,400円から経験により30万など、さまざまでした。
一般的には、外資系企業で英語が使える秘書は、お給料が高いと言われています。
私は外資系ではない(英語も話せない)中小企業の秘書なので、それほど高くはありません。
同年代の普通というところでしょうか。
ただ、秘書検定の資格を持っているので、資格手当を貰えています。
もし会社に資格手当の制度がなくても、給与を上げてもらうための交渉に使えるので、やはり持っておくに越したことはありません。
英語のスキルや、秘書検定の資格を持っていると、給与UPの可能性あり!
秘書のいいところ、悪いところ
どうしたら秘書になれる?秘書になる方法を4つ紹介
次に、秘書になれる4つのパターンを紹介します。
① 新卒で就職する
1つ目は、高校・大学など卒業後に「新卒」として、就職すること。
「秘書」として募集している企業に入社希望を申し出て、会社見学 → 履歴書送付 → 入社試験という流れが多そうです。
私はこのパターンですが、体感だとこのパターンが一番数が少なく、珍しいと思います。
なぜなら、未経験から雇うということは、“すぐには秘書として完成されない”からです。
逆にいえば、新卒で雇おうとする企業は、一から秘書を社員として育てようという意識のある企業かもしれませんね。
ただし採用が新卒に偏っているだけ、秘書がつく役員が“若い子”がほしいだけ(!)…という場合もあるかもしれないので、しっかり見定めたいところです。
私が勤めている会社は、秘書は長年社員が引き継いできたこと、ちょうど前任の方が退職されたため、異例ながら新卒で入社することができました。
② 派遣・アルバイト社員から社員へ
次に、一度派遣やアルバイトで入って、仕事の出来によって社員登用の可能性に賭ける方法です。
秘書経験のない人や、試しに働いてみて適正を見てみるにはおすすめです。
ただし社員になることを目標とするのなら、事前にその可能性があるかは確認したほうがベターでしょう。
③ 中途採用
言わずと知れた中途採用。これは説明不要ですね!
転職の機会に、秘書になってみるのもおもしろいかも…?
今までの経験と秘書職を結びつけて、これからどんな仕事をしたいかアピールしてみましょう。
④ 秘書課に異動
最後に、すでに勤めている会社の中の異動によって秘書になるパターン。
これが実は一番多い気がします。
他部署にいて、適性を見られて秘書として抜擢されるということが多いみたいです。
会社としてもその社員さんのことが大体分かるので安心感ありますよね。
今から秘書になりたい場合は、秘書がいる会社なら人事部にかけ合う、または秘書がいる会社に就職し、折を見て異動願いを出すなどがおすすめです。
最後に
秘書のお仕事について、いかがだったでしょうか。
目立つのは苦手だけど、やりがいのある仕事で活躍したい!という人には、ぴったりな職業だと思います。
奥が深く、ずっと飽きることのないお仕事です。
秘書になりたい場合は、まずは秘書検定2級の勉強がおすすめです。
準1級からは独学では厳しくなるので、ユーキャンなどで効率よく勉強することがおすすめですよ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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