【社労士合格者の勉強法】過去問を使い、論点を把握する

私の勉強方法これでいいのかな?

1年以上続く資格試験の勉強方法。

どういう風に勉強すればいいか不安ですよね。

今回の記事では社会保険労務士試験に合格した筆者が実際に行った勉強方法をご紹介します。

この記事を読むと、実際に択一式も選択式も16点UPした勉強方法のやり方やテキスト、問題集の選び方、ノートは必要かなど学習初期に参考になることが全てわかります。

ぜひ、最後までお付き合いください。

目次

択一式も選択式も16点UPを果たした勉強方法とは

早速、勉強方法をと行きたいところですが、まず大前提となるテキスト・問題集について共有させてください。

どれを選ぶ?必須のテキストと過去問題集

テキスト

まずテキストは基本的に大手予備校が出しているものであればなんでも構いません。

強いて言えば、今回お伝えする勉強方法はテキストの余白にかなり書き込むことになりますので、余白の広いものがいいでしょう。

過去問題集

過去問題集は10年分のもの、そして一問一答形式のものを選んでください。

おすすめは、IDE社労士塾の過去問題集ですが、今は閉鎖してしまいました。

そのため、おすすめはLECの問題集です

それでは、実際の勉強方法を見ていきます。

過去問はまず解かない!

なんのこっちゃと思う方が多いでしょう。

ひづる

せっかく過去問を買ったのに解かないの?

まず最初、過去問を解く前に、各問題で問われている論点をテキストと突合させていきます。

これが一番大切であり、かつ一番時間のかかる作業です。

まず問題を解くのではなく、過去問の問題を読み、その論点をテキストに書き込んでいきます。

実際の手順はこちら

労働基準法第91条に規定する減給の制裁に関し、平均賃金を算定すべき事由の発生した日は、減給制裁の事由が発生した日ではなく、減給の制裁が決定された日をもってこれを算定すべき事由の発生した日とされている。
(平成25年問2ー2)

× 誤り

平均賃金を算定するタイミングは、減給制裁の事由が発生した日ではなく、相手方に減給制裁の意思表示が相手方に到達した日です。

上記の問題の論点は、減給制裁の意思表示は相手方に到達した日に発生するということです。

テキストの中から、上記の論点が書かれている箇所を探します。

みつけたら、その文章に下線を引き(〇で出題されている論点は赤、×で出題されている論点は青など色を変えるといいでしょう)、近くの余白に、「H25 2-2 ×」と書き込んでいきます。

そして過去問題集の方にもテキストのページを記載しておきます。(例:労基128Pなど)

また選択式の場合、実際に出題された文章がテキストに必ず載っています。

穴抜きされた文字を実際に□で囲いましょう。

ここまでが一つのステップで、10年分の過去問の論点すべてにこれを行います。

おそらくこれだけで300時間くらいはかかるでしょう。

これが終わるとあなたのテキストは、試験によく出た論点が一目でわかるオリジナルテキストになっているはずです。

それに加え、複数回出されている論点個所はすでに覚えているでしょう。

択一式も選択式も16点UPした勉強方法【効果】

これを行うことによる効果は、以下の通りです。

  • テキストに情報が集約され、過去何度も問われている論点が明確になる
  • テキスト読みの際、大事なことが一目でわかりやすい
  • 論点を自分で考える勉強のため、出題意図の理解につながる
  • テキストの該当箇所を何度も探すことになるため、結果的に選択式の対策にもつながる
  • そのあとの演習でも、ページ番号が振ってあるため、復習効率が高い

以上のように、かなりのメリットが期待できます

1つだけデメリットがあります。この学習方法はかなりの時間がかかります。

そのため試験まである程度時間がある方でないと厳しいかもしれません。

ですが、効果は下にある私の点数の推移を見てもらえば実感してもらえると思います。

ぜひやってみてください。

合格までの勉強時間はどのくらい必要

一般的に言われているくらいだと

一般的には、800時間から1,000時間と言われていますね。

試験まで約1年間の時間が確保できる方であれば、週20時間の勉強時間が確保できれば、上記の時間には達します。

この時間数はあくまで目安なので、人によって全く異なるので注意が必要です。

筆者の体験談

私の勉強時間と点数の推移はこんな感じです。

年数合否点数勉強時間
1年目不合格択一37点 選択21点約600時間
2年目不合格択一51点 選択24点約1200時間
3年目合格択一53点 選択37点約1000時間

1年目は全く歯が立たず、2年目から上記の勉強方法に変えた結果、点数が爆伸びしていますね。

それでも2年目の結果のように、選択式で不合格になる方が多いと思います。

そこまでいけば、後はどれだけ知識を積み重ねられるかになります。

あきらめずに頑張ってください。

社労士試験の勉強にノートは作るべき?

よくみんなが作っているノートはこんな感じ

テキストや講義でいわれたことをまとめたり、自分なりに図を書いて整理したりしていませんか。

言われたことや書いてあることをまとめるだけであればノートは不要です。

理由は下記の通り。

  • ノートを作っている時間は作業時間であって勉強時間ではない
  • 選択式の対策のため、なるべくテキストに情報を集約すべき

特に一つ目をやってしまう方が多いと思いますが、これをやっている限り受かりません。

ノート作りは必要最低限にしましょう。

ノートに書くのはこれだけでOK

私の体験談では、ノートを作成するのは直前期だけです。

なぜなら、ノートは試験会場に持っていくために作るからです。

試験の直前に試験会場でテキストを開いているようでは遅いです。

直前は自分が苦手なところだけを復習し、それ以外の問題はなにが出ても大丈夫というレベルまでやりこむことが必要です。

そのために自分が本当に苦手とする箇所だけをまとめたノートを作ればOKです。

むしろノートを作らずに済むなら、それに越したことはありませんよ。

まとめ【勉強に近道はありません。地道な努力が大切です】

いかがでしたでしょうか。

今回は主に学習初期の社労士試験の勉強の仕方をご紹介しました。

私が実際に合格した方法なので、自信をもってご紹介できます。

皆さんの参考になれば嬉しいです。

今回は以上になります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ひづる(夫)ともめ(妻)が運営する、生活を豊かにする情報を発信するブログです。ライフハック・お金のこと・勉強法などなど様々な情報を提供していきたいと思います。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次