緊急事態宣言下で趣味の登山に行きたくても行けない日々が続いています。
そんなうっぷんを晴らすべく、過去に登った山々の体験談をシリーズで綴っていきたいと思います。
逆にうっぷんがたまっていきそうな感はありますが(笑)、最後までお付き合いください。
専門用語はなるべく簡単にして、初めての方でも読みやすいようにしています。
- 大学生から登山を始めた登山歴10年以上の登山大好きっ子
- 最新の登山履歴は、北岳(標高3,193m)に登りました
- 好きな山はベタに槍ヶ岳です
最初の体験談は、私が一番好きな槍ヶ岳です。
日程、登山ルートなどこれから登る方の参考になれば幸いです。
それでは始めましょう。
槍ヶ岳とは
槍ヶ岳とは長野県と岐阜県の県境にまたがる標高3,193メートルの山です。
名前の由来ともなっているとんがった頂上が有名ですね。
余談ですが、「アルプス一万尺」に出てくる♪こやりのう~えで♪というのは、槍ヶ岳の右側に見えるととんがった部分です。
あんなところで踊れる人はいません(笑)。
槍ヶ岳の登山記録 1日目
2018年の9月初めに燕岳、大天井ヒュッテ、西岳を周り、槍ヶ岳へと登る表銀座コース2泊3日で歩いてきました。
表銀座コースというのは、数ある槍ヶ岳に登るルートの1つで、まず燕岳に登り、そこから稜線(尾根という山の一番高いところ)に沿って歩いていくコースです。
なぜ人気かというと、槍ヶ岳ををはじめとする壮大な景色を眺めながら歩いていくことができるからです。
言わずと知れた北アルプスの人気コースです。
今回は男性2人、女性1人の高校時の同級生3人パーティで行ってきました。
夜明け前の松本駅から始発に乗り込み穂高駅へ。
穂高駅からはバスで燕岳の登山口の中房温泉へ向かうはずだったのですが、トラブル発生!
登山前日に通過した台風21号の影響で中房温泉までの道が通行止めとなり、タクシーも入れない事態に。
結局暇を持て余し、中房温泉についたのは10時半。遅めのスタートとなりました。
登山は基本的にお昼、遅くとも夕方までにはサイト地(泊まるところ)に到着しておく必要があります。
10時半からのスタートは遅すぎます泣。
計画を変更し、初日は燕岳の頂上にある燕山荘まで。(行程と体力に余裕があれば、初日は大天井ヒュッテまで歩くことをオススメします。)
途中の道も特に危ない箇所もなく、どんどん登っていきます。10時半からのスタートのため、太陽が暑いです。
合戦小屋でスイカを食べて元気回復。
稜線に出ないので、眺望はなかなかないのですが、それでもかなり高度を上げてきたことがわかります。普段はそんなことないのですが、前日の台風の影響か、まだ強い風が吹いていました。
疲れ始めた頃に燕山荘が見えてきます!
とても綺麗な山荘です。山荘の前から燕岳が見えます。燕山荘から見る燕岳が一番好きです。
燕山荘から燕岳まで歩いて約40分くらいです。有名なイルカ岩などがあり、天気が良いと山頂から剱岳や立山まで見ることができます。
この日の燕山荘は空いていて、お客さんも疎らでした。平日だからかな。
夕食はこんな感じ。
実は私、高山病にかかりほとんど食べれず…もったいない、ごめんなさい。酸素缶を吸ってぐっすり眠ります。
槍ヶ岳の登山記録 2日目
翌日4時から山荘を出発し、暗い中を槍ヶ岳へと目指します。
稜線沿いに素晴らしい景色があるのですが、太陽が昇るまでは真っ暗です。
ヘッドライトを頼りに進んでいきます。ヘッドライトマジで大事です。
朝日とともにだんだん明るくなるにつれ、目指す槍ヶ岳が次第にはっきりと見えてきます。
大天井ヒュッテ、西岳ヒュッテを通り過ぎると東鎌尾根という難所が待ち構えています。
この難所越えるのも一苦労ですが、難所にたどり着くまでになんと下ります。
せっかく登ったのにー!と言いたくなってしまうほど下り、そしてまた登り返します。
登り返した先の最後に、高さは約10メートルほどでしょうか、初めて見ると正直ビビるくらいのハシゴを下ります。
この難所は本当に登ったり、下ったり大変です。
この難所を越え、急登を登りきるとヒュッテ大槍が見えてきます。
ここまでくると下の方に上高地から登ってくる槍沢ルートが見え、ちらほらと登山客の姿も見えます。
槍ヶ岳まではあと少し。ガレ場を歩き、ハシゴを越えると、槍ヶ岳山荘に到着です。
燕山荘から約12時間、とりあえず目的地に到着しました。
槍ヶ岳山荘で一休みしてから、槍ヶ岳にアタック!カメラと飲み物だけ持って、ハシゴと軽いクライミングをしながら登っていきます!頂上では見事な展望!とまではいきませんでしたが360度の素晴らしい景色が待っていました。
槍ヶ岳の登山記録3日目
翌日は下りです。
あいにくの雨で、新穂高に降りるコースは通行止めとなっていました。
槍ヶ岳山荘から上高地まで一気に下ります。
ガレ場を歩いて行くので、雨が降るととても滑りやすいです。槍沢コースを土砂降りの中歩いていきました。
3時間ほどで横尾まで降りると、そこからは平坦な道でのんびりと上高地バスターミナルまで歩きます。
この道が一番疲れるかもしれません。
帰りは雨だったのと、滑って危なかったため、写真が残っていませんでした…すみません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は2泊3日で表銀座を縦走し、下山しました。
本来の予定であれば、初日に大天井ヒュッテまで歩く予定でしたが、止むを得ず燕山荘で一泊したため、2日目の山行時間がえげつなく長いものになってしまいました。
日程に余裕があれば、大天井ヒュッテや西岳ヒュッテでもう1泊し、3泊4日で歩くのがいいと思います。
また新穂高から1泊2日で登るルートや、上高地から2泊3日で登るコースもあります。
いずれも素晴らしい景色が見られると思います。
是非登ってみてください。
コメント