社労士って副業でできるの?
今回はこんな疑問にお答えします。
前回の記事がニッチな分野にも関わらず意外に好評だったため、今回は第2弾になります。
社労士に限らず、高額な登録料や年会費がかかるものはなるべく収入が安定しているうちに支払い、ある程度安定してから独立したいものですよね。
今回は社労士の副業での開業は可能かどうかや狙うべきターゲット、メリット・デメリットについて回答していきたいと思います。
それでは始めましょう。
副業でも社労士は開業できる?
まず、問題なく開業可能です。
副業であっても、社会保険労務士会に登録料、年会費を納めれば、晴れて開業社労士を名乗ることができます。
しかし、以前までは副業での開業はほぼ不可能と考えられておりました。
それは日中にハローワークや年金事務所、労基署などに直接訪問して書類を提出する必要があったからです。
現在は電子申請などのハードウェアが充実してきたこともあり、必ずしも役所に行かなければならないということは少なくなりました。
ということはやり方によっては、副業での開業が十分視野に入るということです。
どういった方にお客様になっていただくべきか
「自身が副業で社労士活動を行っていることに理解を示してくださる方」が大前提となってきます。
本業があるので、当然日中は連絡を取ることができません。
これは他の開業社労士や社労士事務所と比べて大きなデメリットです。
特段すぐにやらなくてはならない!という仕事が入ることは少ないですが、お客様にとって連絡を取りたい時に取れないことがあるのは、とてもデメリットです。
そのため、事前にそのことは伝えておく必要がありますね。
逆にここさえクリアできればあとはどうにでもなると私は考えています。
取るべき仕事・取らないほうがいい仕事
副業で仕事を行う以上、即座に対応すべき仕事は取らないほうが賢明でしょう。
取るべき仕事
- 就業規則などの規程類の改定の仕事
- 入退社の手続きなどの手続き業務
- コンサル業務など
いずれも緊急性が高くなく、また電子申請などで時間に関わらず対応できる仕事を取っていくのがよいでしょう。
取らないほう方がよい仕事
- 給与計算
取らないほうが良い仕事はこれに限ります。
締め切りがあり、万一間違えていた場合には振り込みの関係で、即座に対応が求められます。
それ以外にも社員さんからの問い合わせなどの対応も考えられます。
給与計算は副業の段階では取らないほうがいいでしょう。
社労士を副業で行うメリットは?
副業で社労士を行うメリットはいくつかあります。
収入が安定する
一番のメリットとして挙げられるのが、こちらです。
本業での収入の存在は、自身の余裕にも繋がります。
社労士1本で独立し、なかなか収入が確保できないと安売りに巻き込まれたり、危ない助成金の申請など、自分の好きではないことに手を出さざるを得なくなります。
経営感覚を身につけられる
副業とはいえ、立派な事業です。
自分自身で舵取りをしていかなければなりません。
収入や支出などに敏感になり、経費の考え方もわかっていきます。
副業で働く人は普段は労働者として働くことが多いと思いますが、新たに事業者としての視点を身につけられることはメリットだと思います。
新たな人脈が形成できる
会社員として働いていると平日はほとんどが会社と家の往復になりがちです。
社労士として働くことで先輩社労士とのつながりやお客様とのつながりなど新たな人脈を形成することができます。
まとめ【副業でも開業はできる!】
いかがでしたでしょうか。
本記事の結論として副業での開業は可能です。
ぜひ、選択肢の一つとして検討してみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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