社労士ってあまり聞いたことないけどどんな資格?
全部まとめて知りたい!
こんな疑問にお答えします。
弁護士や公認会計士、税理士などと比べてあまり知名度の高くない社労士。
世間的にはまだあまり知られていないのが実情ではないでしょうか。
そこで今回は今まで書いてきた社労士関連の記事をまとめました。
- 社労士試験合格者(開業準備中)
- 現在、本業は民間会社の人事
- 副業での開業を目指している珍しいタイプです
この記事を読むと資格の中の社労士の位置づけ、魅力、勉強法、今後の展望などがすぐわかります。
それでは始めましょう。
導入編:国家資格を目指し、社労士を受けた理由
そもそもなぜ国家資格を目指すのか。
まず第一に国家資格をなぜ目指すのか。
今の時代、せどりやブログ、動画編集など簡単に稼げる方法はいくらでもあります。
そんな時代の中、なぜ国家資格の取得を目指すのか。
私は下記の3つを理由に挙げています。
- 自分に専門家としての自信をつける
- 会社への帰属意識を弱める
- 切磋琢磨できる仲間を見つける
特に今の時代、取った資格を独立開業に絞るのではなく、いろいろな知識を持って資格を武器(選択肢)の1つとして使いこなすことが求められています。
個人の能力でさえも流動性を高めていくことが、これからの時代は必要と考えています。
そのために私も社労士の知識を、文筆業(ブログ)に当てています。
国家資格の中で社労士を目指した理由は?
数ある国家資格の中でも、弁護士、公認会計士など色々な資格があります。
私はそもそも就職してその会社でしか使えない知識を身につけることに違和感を感じていました。
その会社でしか使えない知識に頭のリソース使うなんてもったいなくない?
はい、生意気ですね(笑)。過去に戻って、一発殴ってやりたいですね。
冗談はさておき、当時は本気でそう思っていました。
おそらく組織に属するのが苦手なタイプなのでしょう…今も苦手です。
どこの会社に行っても使える横断的な知識をと思い、社会保険労務士試験を受験しました。
働きながらの勉強でしたが、自分の知識のみで社会に貢献できるという魅力に取りつかれ、毎日机に向かっていました。
人生で一番努力したのは、高校受験と社労士受験の時だと思います。
社労士っていったいどんな資格なの?
社労士は正式名称を社会保険労務士と言います。
会社に必要なものに「人・物・金・情報」とよく言われますが、その中の人に関する専門家です。
皆さんが働くときのルールとなる労働基準法や労働安全衛生法。
けがをした時の健康保険法や将来の年金などを司る国民年金法、厚生年金保険法。
社会に出て、実際に働いている労働者の裏側を支える縁の下の力持ちな仕事です。
受験期編:独学か通信講座か、実際に行った勉強方法について
独学でそもそも合格可能?
私自身は、次の章でも書きますように、IDE社労士塾という通信講座を利用し合格しました。
ですが、合格後に振り返ってみると、実際の勉強は「テキスト・過去問・模擬試験」を中心に行っていましたし、質問サービスも特に使っていなかったため、独学でも可能だったなと思っています。
独学で大切なことは、上記の「テキスト・過去問・模擬試験」を外さないことだと思います。
正しい問題演習を正しい量、繰り返すことができれば択一式はしっかりと合格点まで伸びると思います。
選択式は正直運の要素がありますが、正しいやり方をすれば運の部分を減らすことも可能です。
自分に合った方法をとるのが一番ですね。
私が使った通信講座について
私はIDE社労士塾で合格したと先に記載しました。
しかし合格したのは3回目の受験であり、1回目はフォーサイト、2回目はTACの通信講座を使い、それぞれ勉強していました。
通信講座のメリットは通学のための時間を取られないところと独学より丁寧に効率よく知識を習得できるところだと思います。
通信講座各社に色があり、おそらく何点取って合格させるかも決まっていると思われます。
- フォーサイト…最低限の知識でぎりぎり合格させることを狙う。最短で合格したい人にオススメ。
- TAC …オールラウンダー。必要な知識は全て身につけさせる。学習時間は平均的。
- IDE社労士塾…合格後も使える知識を習得させる。学習時間は長い。ホント長い。
また、選んだ学校の教材だけを消化するのではなく、他社の模試の受講が必要になるのは独学のときと同じです。
自分の勉強法と相性の良いところを選ぶのが大切です。
実際に行った勉強方法は?
私が直前期(模試を受ける前)までに行った勉強法をご紹介します。
大切なことだけを覚える感じですね。
過去問の問題を読み、論点部分と出題年度をテキストに記載していきます。
この段階ではまだ解きません。
これを行うことによって、繰り返し出題されている部分が明確になります。
それが終わったのち、実際に問題を解いていきます。
- 1~ 2週目 全問を解く
- 3~ 4週目 間違った問題を解く
- 5~ 6週目 全問を解く
- 7~ 8週目 間違えた問題を解く
- 9~10週目 繰り返し間違えた問題のみを解く
模擬試験などの間違えた個所も論点をテキストに記載していきました
選択式の対策のため、テキスト読みも繰り返し行っていました。
社労士試験は過去問のウエイトが大きいです。
どの論点が聞かれるか、そのポイントは何かを理解する勉強を心がけていました。
勉強時間はどのくらい必要
よく聞かれる質問です。
社労士試験合格には約800~900時間ほど必要になるとよく言われます。
ただし、人によっては約500時間で合格したり、逆に1300時間かけても落ちる人もいます。
私の勉強時間は、下記の通りです。
- 1年目…約 600時間→結果:不合格
- 2年目…約1300時間→結果:不合格
- 3年目…約1000時間→結果:合格
約1年間かけて勉強しておりましたので、平日3時間、休日8~10時間といったスケジュールで行っていました。
社労士資格と今後の展望
社労士資格をどのように活かしていくか
社労士資格を今後どのように活かしていくかは、私の中でもまだ答えが出ていません。
一番先に考えるのは、やはり独立開業。
皆さんも開業を目指して勉強される方が多いかと思います。
私も基本、組織には合わないタイプ。
独立開業を目指して合格をしましたが、世の中は完全に大コロナウイルス時代。
波乱すぎる幕開けです。
今変化が激しい時代では武器は取っておいた方がいいのかもしれない。
そう判断して今は副業での開業登録を視野に入れています。
沢山の武器をいつでも使えるように準備しておくことが大切だと思っています。
社労士資格の今後の展望
社労士資格、今後も明るいと思います。
少なくともよく比較される税理士よりかは問題ありません。
負け惜しみでなく、理由があります。
税理士は資格試験を経て、税理士になった人より国税局OBの方が会社にとっては利用価値が高いという状態です。
努力するのがあほらしい状況になっています。
また稼ぎ頭となっていた記帳代行などももはやAIの得意とするところです。
社労士業界にもAIの波は当然押し寄せてくると思います。
しかし、対応が難しい人の問題。
そう簡単に対応できるとは思えません。
今後の流れに期待しましょう。
なかなか華々しく独立ができなくても
とはいえ、仕事の状況や家庭の状況などでなかなか一歩を踏み出せないという方もいると思います。
そんな中でも、自分の資格を活かしていく方法はきっと見つかります。
言い方が悪いかもしれませんが、資格に依存するのは私たちの前の世代です。
私たちは、資格で独立することもできるけど今はあえてしないというあくまで選択肢の一つとして考えることがよいと思います。
まとめ【社労士の未来は明るい】
いかがでしたでしょうか。
今回は私が今まで書いた記事を合わせて、受験したきっかけや勉強方法、今後の展望まで余すところなく書いてみました。
なかなか他のサイトでこのような記事がなかったため、全てまとまっている記事があれば便利かな?と思って記載しました。
皆さんの参考になれば幸いです。
今回は以上になります。
コメント